相談「高齢の親のお金が無くなっている。隠し事があるようだ」
相談者:男性 / 50代・群馬県
対象者:両親(共に80代)
「親についての相談です。両親とも後期高齢者に当たる年齢で、毎年必ず帰省して顔を見せているのですが、今年は父の方から『帰ってこなくていい』と言われました。」
「理由を尋ねても教えもらえず、母に連絡をしても口ごもるばかりで歯切れの悪い回答。気になって、実家と同じ市内に住む弟夫婦に連絡をしてみるものの、よく分からない、気のせいじゃないかと言われてしまいました。」
「結局、今年の休暇に実家へ行ってみることにしました。特に連絡を入れずに訪れると、実家の敷地内に見知らぬ車が駐車されていることに気付きました。疑問に思いつつも呼び鈴を鳴らすと、インターホン越しに父が出たものの『今すぐ帰れ、突然来るな。今は上げられない』と、慌てた様子で追い返そうとしてきました。
こちらも、誰か来ているのか、いつなら都合が良いのか聞いてはみたものの、押し問答となってしまい、結局諦めて帰ることにしました。」
「私が帰ろうとすると、この騒ぎを聞きつけてか、隣家の奥さんに声をかけられました。この方は、私の両親より少し年下なのですが、かなり古くからのご近所で私も顔馴染みのご夫婦です。
お隣さんの話によると
『数ヶ月前から、隣(私の実家)に若い男性が頻繁に出入りしている。複数人が来ていることもある』
『朝から晩までいる日もある。(父と母を連れて)たまにどこかへ出掛けている』
『聞いても誰か教えてくれない。たまにその男性と挨拶はする』
『その若い男性が食料品を買ったり、夫婦の面倒をみているような日がある』とのことでした。」
「もう少し詳しく、その男性について話を伺いたかったのですが、お隣さんも『この男性が隣に来るようになってから、お隣とは仲が良くない雰囲気になってしまって、あまり詮索しないようにしている』とのことで、途方に暮れてしまいました。
自分で問いただすしかないと思いましたが、ちょうど私がお隣さんとこの話をしている最中に、実家に止まっていた車が無くなっていました。車が止まっていた場所を見ると、土がめくれている様子から、確かに頻繁に車が来ているのだという事はわかりました。」
「帰宅してから、この事実を弟に連絡しました。すると
『実は一度母から金を借りられないかと相談された。貯金と年金があるはずなのに、と不思議に思ったが、結局15万ほど貸している』と言われました。
弟の話ぶりから、明らかに以前よりお金が減っているようなのですが、心当たりとしてもその男性しか考えられません。」
「不安に襲われた私は、ひとまず両親に問いただすことは止めて、地域の警察署に相談することにしました。生活安全課の刑事さんには詳しく話を聞いていただいた上で『不安なので警察の方からも確認します』と言っていただけました。
後日、警察署から私に電話が来ました。内容としては
『警察官がお宅に訪問した時に、親御さんとその男性が在宅していた。ご両親に話を聞こうと思ったが、この男性は身内だ、関わるなと追い返されてしまったため、それ以上の確認はできなかった。故に、直ちに事件性があるとは言えない』とのことでした。」
「結局、その男性がどこの誰か、うちの親と何をしているのか、何も分からず今に至ります。遺産目当てなのか、不動産屋などの営業なのか、不安で様々な可能性を考えてしまいます。そのため、まずは真実について知りたいのと、可能であればその男性を親に近づかないようにさせたいと考えています。」
※相談内容を改変してご紹介させていただいております。実在の人物・団体とは一切関わりはありません。
今回の相談のポイントとは
- 離れて暮らす両親の様子がおかしいことに気づいた
- 若い男性が頻繁に両親の元へ訪れているようだ
- その男性について隠している様子だ
- 明らかに両親のお金が減っている
■ 専門家からの回答
「計画的に洗脳やマインドコントロールを悪用した危険性」
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同様のトラブルについて調査や実態究明を行っています
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当ページでご紹介したような、高齢の親御さんに関する洗脳・マインドコントロールトラブルをお抱えの方は、私たちまで被害相談をお寄せください。
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