危険なネットワークビジネス団体が、洗脳やマインドコントロールを悪用する事例が確認されています。特に自己啓発を謳ったセミナーや勉強会などを入り口として、契約や商材の購入を勧めるケースが見受けられます。
ご家族やご友人が突然、こうした自己啓発セミナーや講習会に通い始めた場合は、危険なビジネスではないかしっかりと確認することが必要です。少しでも不審な点が見受けられる場合は、すぐに専門家までご相談ください。
悪質ネットワークビジネスの自己啓発による洗脳被害
悪質なネットワークビジネスが行う自己啓発に注意
ネットワークビジネスのシーンにおいては、よく自己啓発という言葉が登場します。自己啓発本であったり自己啓発セミナー、自己啓発合宿など形態は様々ですが、必ずと言っていいほど「自分を変える」ことを共通のテーマとしています。
そもそもネットワークビジネス自体が、「今の稼ぎじゃ満足できない」「もっといい暮らしをしたい」などの、現状を変えたい人をターゲットとしているため、こうした自己啓発を入り口としたビジネスモデルはとても人気が高い傾向があります。
もちろん、ネットワークビジネスや自己啓発自体に問題はありませんが、このような自己啓発を入り口として、他人をマインドコントロール(洗脳)する悪質なビジネスも存在しています。
洗脳の危険・悪質な自己啓発の見分け方とは
当ページでは特に洗脳へとつながる様な、危険な自己啓発に使われるワードをご紹介しています。もしご自身やご家族が、以下のような自己啓発法に触れている場合は注意が必要です。
危険ワード1「○○をしないと悪くなる」
「○○をしたら良い」ではなく「○○をしないと悪くなる」のような、脅迫的な文言を使った自己啓発内容には注意が必要です。
よくある事例としては「この商材を買ったら儲かるので自分を変えられるが、このチャンスを逃すと一生変わることができず不幸な人生になる」など、極端な選択を提示して契約をさせる方法があります。こうしたワードが多く使われる自己啓発本やセミナーは、洗脳を目的とした危険な実態の可能性があるためご注意ください。
危険ワード2「嫌われてもいいから行動をしろ」
悪質なマルチ商法やネズミ講でよく使われる文言ですが、勧誘や押し売りを行うためのマインドセットとして、嫌われる行動をする前提を刷り込まれることがあります。
そもそも商品に自信がなく、商法にも後ろ暗い点があるため、このような予防線を事前に貼っておき、会員が離れてしまうのを減らす目的があります。自己啓発を謳ってこのような行動を強いるビジネスは洗脳の入り口となるため、注意が必要です。
危険ワード3「反対意見を言ってくる人は敵」
特に親・兄弟などからネットワークビジネスを反対をされた場合に「反対してくる人たちは、あなたが成功するのを妬んでいる敵だから話を聞いてはいけない」などと教えられるケースが見受けられます。
これは、ネットワークビジネスに対して冷静な第三者の意見を入れないようにする目的があり、マインドコントロールと言っても過言ではありません。特に契約でインセンティブが発生するタイプのネットワークビジネスで、このような自己啓発がされている場合は要注意です。
悪質なネットワークビジネスが行う自己啓発のリスク
行き過ぎた自己啓発が「危険な洗脳」に繋がる恐れ
もし詐欺目的や悪意のある自己啓発セミナーであった場合、最終的には洗脳をすることが目的の可能性があります。完全にネットワークビジネスに洗脳されてしまうことで、多額の支払いをしてしまったり、法に触れる取引に加担してしまうことが考えられます。
またご本人だけでなく、周りのご家族や兄弟、ご友人にまで被害が及ぶ可能性があり非常に危険性が高いトラブルでもあります。
こんなことに心当たりはありませんか?
もしご家族やご友人、周囲の方で、以下のような点が見受けられる場合は注意が必要です。悪質なネットワークビジネスに加担している可能性があるため、すぐに専門家までご相談ください。
- 自己啓発セミナーや勉強会によく参加している
- 自己啓発本をよく読んでいる
- メンターや師匠と呼ぶ人がいる
- 起業をしたい、会社を辞めたいと言っている
- 人を稼ぎで見たり、特定の職種を悪く言う
- ネットワークビジネスの勧誘を始めたようだ
- 金遣いが荒くなり借金をしている……etc