現在も、いわゆる“カルト”と言われる危険な宗教団体が、洗脳やマインドコントロール的な方法を使って活動する様子が確認されています。当ページでは、子供が宗教に入信していた場合のリスクや対処法についてご説明しています。

こうした相談が特に多い事例として、一人暮らしの子供に関する宗教トラブルがあります。突然これまでにない言動や行動が見受けられる場合は、何かしらの外的な影響が懸念されるため注意が必要です。

ライツリサーチではプロの探偵の素行調査を利用し、各種リスクのチェックを行ったり、特に危険な場合は脱会に向けた情報の収集や説得します。現在、ご不安な状況が見受けられる方は、すぐに専門家へご相談ください。

子供が危険な宗教に入信しているかも?よくある相談事例とは

お子さんの突然の変化にご注意ください

親御さんからのご相談に多いのが「子供の様子がおかしい」という内容です。言動や見た目、思想などがこれまでと打って変わって、別人のようになってしまうことがあります。

このようなケースにおいて、カルトと呼ばれるような危険な宗教団体の影響が見受けられるケースがあります。近年はSNSなどを用いての勧誘活動も活発なことから、特に20代に被害者が多く見られるトラブルです。

宗教トラブルの被害に遭いやすいお子さんの例

ここではライツリサーチにご相談のあった事例から、特に共通して見受けられる条件をご紹介しています。あくまでも一例ですが、こうした人物像をターゲットにしている団体も見受けられるため、お子さんに合致する条件がある場合は注意が必要です。

●特に多いのが20代前半(男女問わず)

勧誘のターゲットにされやすい年齢層として、20代前半が多く見受けられます。その理由として、勧誘側の団体も若い活動的な人材を求めていることもありますが、社会経験が薄く、話を信じこませやすいという要因が推測されます。

特に明確な夢を持っている人物は、そうした将来像の実現ができると思い込まされ、危険な宗教に加担してしまうこともあります。

●遠方で一人暮らしを始めた直後

進学や就職で、実家を離れて遠方での一人暮らしをはじめた直後のお子さんも、ターゲットにされやすい人物像の一つです。

友達や話し相手がいない環境の中、寂しさを逆手に取られ、セミナーや会合に参加し始めてしまうことが多くあります。そうした目的のため、現在も大学でのインカレサークルを騙った宗教団体も見受けられるため注意が必要です。

●頑固で芯のある性格

全世代に共通する点ですが、宗教や危険なビジネスに洗脳されてしまう人物は、性格の面で頑固だったり自分の意見を通そうとする性格である点が見受けられます。「自分は絶対に洗脳されない、自分の意思で決めている」と思い込んでしまう性格を利用され、深い洗脳状態に陥ってしまう点が見受けられます。

●ボランティアや環境活動を積極的に行っていた

ボランティアサークルや環境活動などを隠れ蓑にした宗教団体も多く見受けられます。正義感が強く、率先して献身的な活動を行うことのできる人物は、前述のような条件に合致する点も多く見受けられます。

そのため、こうした場で出会ったことがきっかけで洗脳・マインドコントロール被害にあってしまった事例も確認されています。

実際に子供が危険な宗教に入信していたら

まずはリスクや実態について確認を

お子さんが実際に危険な宗教に入信していたら、まずは相手の団体について調査を行わなければいけません。その際、何を行なっているのか、どこに問題があるか等、客観的なリスクを把握する必要があります。

逆に言えば、調査を行なった上でまったく危険性が見受けられない、行なっている内容も法に抵触するものではないようなケースでは、無理に脱会させることはできません。しかし、明確に危険な行為を行なっている場合や、過去にトラブルがあった団体に対しては、早急な説得などの奪還プログラムの行使が重要となります。

周りの人が「知らない」ことが一番危険

このような宗教トラブルにおいて最も危険なことは、ご両親や周りの方が、お子さんについて具体的に何をしているのか知らない点です。もちろん、本人からつまびらかに聞き出せれば問題ありませんが、多くの場合、本当の目的は末端の人間に知らされず、危険な行為に利用されてしまっていることがあります。

説得の第一段階として、まずは本人にしっかりと「自分が誰のために何をしているのか」を、客観的な資料を元に把握してもらい、その上で判断をさせることが求められます。

まとめ

何を信じるか決めるのは、あくまでも本人です

周りの人ができるのは危険の指摘等のサポート

信仰の自由のもと、ライツリサーチでは最初から強制的な脱会や説得は行なっていません。まずは、危険性をご両親やご本人に認識してもらい、その上でお子さんの将来のための、前向きな判断をお願いしております。

しかし、現在でも法に抵触する活動や勧誘、金銭の搾取や自由の制限を行う危険な団体が存在することも事実です。少しでも不安な場合は、すぐに専門家へご相談の上、事実をしっかりと把握することをお勧めします。