相談「大学生の息子が怪しいビジネスに洗脳されているかも」
相談者：匿名（男性 / 50代・群馬県）
対象者：大学生の息子（22歳） 現在同居中
「息子に関してご相談があります。大学卒業を控え、内定までもらっていた息子が、それらを全て辞めて起業し、シェアハウスで生活をすると言い始めました。」
「どうしてそのような決断をしたかと問いただすと、『メンターの人と出会い、普通に就職することに疑問を持った』『今の状況を変えるには覚悟が必要。1秒でも勿体無いので、本当は明日にでも家を出たい』『同じような仲間と高め合えるシェアハウスを紹介された。学費をそっちに使いたい』とのことでした。」
「大学の知人から自己啓発セミナーを紹介され、そこで出会ったメンターから起業やシェアハウスを勧められたようですが、ハッキリ言って怪しいと感じています。これまでのセミナーは無料だったとのことですが、シェアハウスでの生活や起業のためにはお金が必要だそうで、息子本人は借金を考えているとのこと。」
「どんなビジネスで起業するつもりか息子に確認すると『自分と同じように仕事で悩んでいる若者世代に向けた起業コンサルや職業斡旋サービスの作成と運営』とのこと。このアイデアはセミナーに通い自分を見つめ直す中で見つけた、と言い、もう既に様々な協力者を集めて動き出していると言いますが、虚業ではないかと感じます。」
「また、息子が入居するシェアハウスについても情報が一切なく、入居時の契約や書類なども一切ないとのこと。何かあった時のために、せめて住所は教えて欲しいと伝えましたが、規約で『家族にも一切の情報を教えてはいけない』とのことで、息子からは何も聞き出すことはできませんでした。」
「息子の話を元に、セミナーを行っている団体についてネットで検索を行いましたが、代表者名などもわかりませんでした。セミナーの内容自体も非公開なのですが、『参加者の声』として内容を絶賛する口コミだけが見える状態です。」
「ここまでの息子の話ぶりや、こっちの話を一切聞かないで『もう決めた』という様子を見て、妻ともども明らかに違和感を覚えています。また、シェアハウスへの入居という点もこれはマインドコントロールや洗脳をされているのでしょうか。もしそうであれば、家族としてどのように対応したら、辞めさせることができるでしょうか。」
※相談内容を改変してご紹介させていただいております。実在の人物・団体とは一切関わりはありません。
今回の相談のポイントとは
- 大学生の息子が突然の起業、シェアハウスの入居
- 自己啓発セミナーで出会ったメンターから勧められた
- セミナーやメンターについての情報はほとんどわからない
- メンターに洗脳されているのではないか
■ 専門家からの回答
「怪しいセミナーかどうかの見極めが重要」
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