相談「社長が怪しい経営コンサルタントの言いなりに…」
相談者:男性 / 40代・東京都
「従業員規模40人程度の中小企業で役員をやっています。2年ほど前から社長が独断で提携を結んだ経営コンサルタントの人物によって、従業員一同、非常に混乱を強いられています。」
「提携当初はさほど違和感がなかったのですが、コロナ禍に入り業績が落ち込み”テコ入れ”が入ったあたりから状況が変わりました。社員総出の掃除や社訓の読み上げ、現場に対する時間外労働の強要などの、過剰な精神論に基づいた姿勢が重要視され、社長からも”業績が落ちたのは現場の気持ちの問題”との発言が飛び出しました。」
「以前の社長からは絶対に考えられない発言でもあり、私どもも困惑してしまいました。それもこれも、コンサルタントによる洗脳であると考えています。社長はコンサルタントを旧知の中のように信頼しており、会社のことだけでなくプライベートまで全て助言をもらっているようです。時折社内で共有されるメッセージも、おそらくコンサルタントから送られてきた文面をそのままコピーしているものだと思われ、実質的にコンサルタントが会社をコントロールしているような感覚があります。」
「このコンサルタントの人物については、役員である我々でさえ名前程度しか知らず、接触も意図的に避けられているように思えます。おそらく、私が過去に一度『コンサルティングの関係を切った方がいいのではないか』と発言をしたことで、社長が激怒したことによると思います。」
「個人的に気になっている点としては、社長が件のコンサルタントと関わり出してから、腕に数珠のブレスレットを付け始めたり、”運気”などのワードが頻出するようになったことです。この入れ込み様から、社員の一部からは『コンサルティング会社じゃなくて宗教やスピリチュアルの類なんじゃないか』との噂も聞こえます。」
「現在もコンサルタントによる実質的な支配は続いており、それによる退職者も複数名出ています。もちろん業績も大きく改善した様子は見られず、何のためにコンサルタント会社に高額な提携費を払っているかわかりません。特にタチが悪いのが、明らかにコンサルタントが提案した方針にも関わらず、社長は『自分が決めたことだ』と思い込んでいる点です。」
「おそらくコンサルタントは、本質的に会社を良くしようとは思っておらず、経営者が喜ぶような耳障りの良い提案をし続けているだけなのです。このような状況からコンサルタントを切り離し、以前のような社風に戻すためにはどうしたら良いのでしょうか。」
※相談内容を改変してご紹介させていただいております。実在の人物・団体とは一切関わりはありません。
今回の相談のポイントとは
- 社長が怪しいコンサルタントと提携してしまった
- 周りの社員はコンサルタントについて詳しく教えてもらえない
- 見当違いなコンサルティングが続き社員は疲弊している
- 宗教やスピリチュアルを悪用した洗脳である可能性
■ 専門家回答「怪しいコンサルタントに関して調べるには」
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